【比較】インスタントと豆から淹れたコーヒーどれだけ違う?

実験

みなさん、こんにちは!

インスタントコーヒーとちゃんと豆を挽いて淹れたコーヒーを飲み比べたことってありますか?意外とある人少ないのではないのでしょうか?そういう私も今回初めて飲み比べをしてみて、控えめに言って衝撃を受けました。違うのは分かっていたけど、こんなにも違うものかと。

豆からコーヒー淹れているけど本当に手間とコストの価値があるのか?今はインスタントを文句なく飲んでいるけど、豆から淹れたコーヒーってそんなに美味しいの?と思われている両サイドの方達に面白い実験だと思います。

というのも、コーヒー好きで家で自分で豆を挽いてコーヒーを淹れる方はわざわざインスタントコーヒーなんて買ってこないと思います。私も1年半程前からコーヒーを淹れるのを趣味にしていますが、全くインスタントは飲みませんでした。

逆に、そこまでコーヒーにこだわりがない人はその手軽さからインスタントで済ませている人も多いかと思います。コーヒーを始める前の私がこれです。会社ではインスタントコーヒーを毎日淹れて飲んでました。家もインスタントをストックしてましたが、コーヒーを飲むために淹れるというよりは、ケーキなどお菓子がある時に合わせるために淹れるっていう感じでしたね。

どちらのタイプの人も、両方を並べて飲むという機会は意図的にやらない限りないと思います。

そんなこんなで飲み比べてみましたので、感想を共有させてください。ネタバレしますとあまりの違いの驚きと、ちゃんと豆から淹れたコーヒーの価値を再確認できた体験でした。

インスタントコーヒー

今回は私が昔会社に持ち込んでよく飲んでいたAGFさんのちょっと贅沢な珈琲店のスティックタイプのインスタントコーヒーを買ってきました。28杯分入りで購入する場所にも寄るでしょうが1杯10〜15円程になると思います。

ザザッとカップに入れて、推奨のお湯の量が140ml 〜 180mlだったので140mlで作りました。

まぁやはり非常にお手軽ですね。

豆からのコーヒー

比較対象のちゃんとしたコーヒーは丸山珈琲さんのブレンドクラシック1991を淹れました。現在販売終了されているようですが、以前こちらでレビューを書いたものです。

ちょっと買ってから1ヶ月半ほど日が経ってしまっていますのでベストなコンディションではないですが、内1ヶ月程は冷凍保存したものになります。私の行っているコーヒー豆の保存方法についてはこちらへ。

私はセールで30%オフで購入しましたが、元値(送料抜き)で500gで4500円の豆になります。一杯12g使いましたので、一杯あたり約110円になります。インスタントのざっくり10倍のお値段ですね。

淹れ方は最近お気に入りのHARIO スイッチで浸漬式の抽出を行いました。詳しくはこちら

見た目の比較

まず淹れたコーヒーの見た目を比べてみました。ここはあまり差が無いだろうと思っていたのですが、意外とはっきりと見分けがつきました。

ちょっと写真では分かりづらいかもしれませんが、インスタントの方が濁った茶色をしています。強いていうならメタルフィルタで淹れたような感じです。それに比べ豆から淹れた方はペーパーフィルターっぽいクリアな色になってます。

光にかざして見ると、豆から淹れた方はこんな感じで赤みがかった色をしています。

インスタントはやはり濁った茶色ですね。赤みはないです。

香りの比較

顔をインスタントのカップに近づけた途端に、ん?と違和感がありました。香りは強いのですが、砂糖を焦がしたような匂いがします。妙に甘ったるく科学的な香りです。明らかにコーヒーの香りとは違います。

比べてみるとやはり豆から淹れたコーヒーはフレッシュで複雑な香りで、落ち着くいい香りです。香りの強さという観点ではインスタントより弱いですが、質では歴然の差ですね。というより、正直にいうと同じ系列の香りですらないという印象です。

人によって好みは違うと思いますが、私は120%ちゃんとしたコーヒーの香りの方が好きです。

味の比較

インスタントコーヒーは酸味が本当に全くなく、苦味が強いです。甘みはあるのですが、いわゆるコーヒーの甘みとはちょっと違う気がします。かなり味が口の中に残って嫌な後味を残します。

丸山珈琲のブレンドは比較的深煎りでどっしりと苦味のある系統のコーヒー豆になります。ただインスタントと比べてみて気づいたのが、やっぱりこのブレンドもちゃんと酸味があるのだなという点です。この酸味と苦味のいいバランスがコーヒーの味わいに深みを与えてくれていることを実感できました。

まんまの例えになってしまいますが、この違いはイチゴ味のお菓子の味と生のイチゴの味程の違いがあります。全くの別物です。

ということで、ここまで読んでいただいたら分かるかと思いますが、私は断然豆から挽いたコーヒーの香りも味もインスタントとは別世界のものだと思います。10倍のコスト差分の価値は充分にあります。

ただインスタントはまずいから買うべきじゃないと言うつもりはなくて、たまには飲み比べて見ることでちゃんとしたコーヒーの美味しさを再実感できる非常にいいツールになると思います。数百円の出費で、いつものコーヒー豆の価値が数倍に上がったような感覚になりました。(その意味では、コスパ高いのでは?笑)ぜひお試しください!

もしいつもインスタント飲んでるよと言う方がいましたら、カフェの豆から淹れているコーヒーをテイクアウトしてインスタントを飲み比べてみてください。違いに気づくと愕然とするかと思います。(気づいていなかったのは昔の私だけかもしれませんが。。。)それで、もし家でコーヒーを淹れるのに興味を持たれた方がいらっしゃっいましたら、こちらのコーヒーの始め方も参考にしてみて挑戦してみてください。

飲みくらべ試してみた方いましたら、ぜひ感想をコメントいただけると嬉しいです!

実は裏話をすると、元々違う目的でインスタントコーヒーを買って飲み比べを行いました。インスタントという安定した味のコーヒーと比較することで、色々なコーヒー豆の特徴を分かりやすくなるのではないかと思い、その実験をするのがその目的でした。ただ実際やってみたら、あまりにインスタントとの差がありすぎたためベンチマークとして全く機能しないなという結論でこの記事に方向転換しました。元々の目的のベンチマーク的なコーヒーはもうちょっとまともなコーヒーが必要だなと感じましたので、またこれは調査していつか記事を書こうと思います。

コメント

  1. とおりすがり より:

    ちゃんとした豆だと圧倒的に違うんだろうけど
    遥かに安いカルディの豆は、淹れ方や豆の種類にもよるんだろうけど、UCCのドリップ式インスタントより不味かった……
    さすがに湯に溶かすタイプのインスタントよりはマシだけども

    • naru より:

      コメントありがとうございます!
      ドリップ式は結構よくできてますよね。溶かすタイプは別物です。。。

タイトルとURLをコピーしました