【5種比較】コーヒーの保温容器 BODUMダブルウォール・YETIタンブラー・Starbucks魔法瓶等

レビュー

みなさん、こんにちは!

淹れたてのコーヒーって最高ですよね?でも、たまにコーヒーをゆっくり楽しみたい時ってないでしょうか?出かける時に持ち出したいとか、仕事しながらゆっくり飲みたいとか。この時に気になるのが、いかにしてコーヒーをあったかく保ち、美味しく飲めるかですよね。

コーヒーを保温する容器は様々です。ダブルウォールで空気の層を使ったカップや、真空の層で保温をするもの。更にカップ形状で上部に空いているものや蓋だけがあるもの、コーヒーを包み込むように全方位で保温をするもの。また材質もガラス・プラスチック・金属など色々です。

今回は色々なコーヒー保温容器を比較して、どれがベストなのかを探っていきたいと思います。

どれだけ温度を保てるかはもちろん、その容器からコーヒーを飲んだ時の香り・味わいなどを比較していきます。ちょっと意外な結果になりました。

では、行ってみましょう!

比較対象

今回は私の手持ちのコーヒー向けの容器をかき集めた、この五種類を比較してきます。

Bodum ダブルウォールグラス

こちらは私が普段コーヒーを飲むために愛用している、ボダムさんのPILATUSというガラス製のカップです。中に入ってるコーヒーの色が見やすいですし、大きすぎず小さすぎない丁度いいサイズ(160g入れると)なので非常に気に入っています。

見ての通り、二重構造になっており中に空気の層があり、保温性を高めています。(私、さっき調べるまで真空だと思ってました。。。)何気にレンジに入れてもいいそうです。(やったことないですが)保温という意味でも効果がありますし、熱いものを入れても持った時にカップの外側が熱くなく持ちやすいというメリットももちろんあります。

普通のカップなので上はガラ空きです。この上面から逃げる熱量がポイントになりそうですね。

Bodum ダブルウォール トラベルマグ

同じくBodumさんのトラベルマグです。アウトレットでBodumさんの店舗カフェでコーヒーをオーダーした時におまけ的な感じで入れ物を選べて手に入れたものだと思います。(その分高くなりましたが。。。)また使える方いいかーと思いましたが、今日まで多分一回も使ってないですね。

こちらも二重になっています。空気の層は最初のガラスカップより薄いですね。材質はプラスチックです。蓋もありますが、密閉はされていないタイプです。

YETI Rambler

続きまして、YETIさんのRamblerというタンブラーです。こちらは真空の二重構造になっているカップです。材質は金属です。蓋も付いております。蓋はかなり分厚いアクリル製です。マグネット式の飲み口を閉じるパーツが付いています。(このためシンプルな構造で結構洗いやすいです。)

かなり大型のタンブラーなのでコーヒー用には全く使っていませんが、最近暑いので毎日氷を入れてお茶を飲むのに愛用しています。こいつの保冷性は抜群です!夜寝る前に氷と飲み物を入れて蓋もせずにベッドサイドに置いて寝てますが、朝起きるまで余裕で氷が残っています。今回の本題ではないですが、冷たいものをがぶ飲みする用にかなりおすすめです。

STARBUCKS カーヴドステンレスボトル

お次はスターバックスさんのカーヴドステンレスボトルです。こちらも真空二重構造の金属製のボトルになります。蓋まで真空になっているかは分かりませんが、それなりの厚みがある蓋になってます。

こちらはしばらく会社にお茶を持って行くように使っていたことがあるのですが、若干蓋が開けづらいという難点がありしばらくしまってありました。ボトル本体と、飲み口になるパーツ、一番上の蓋パーツの3パーツ構成なのですが、蓋を開けようとすると、真ん中の飲み口パーツまで取れてしまうんですよね。。。

ボトルというだけあって密閉される形になりますのでそこがどれだけ保温効果に影響するのかが見ものです。

STARBUCKS ボトル

最後はスターバックスさんのボトルです。私の見たかぎり、スタバさんのホームページには今は載っていないので、販売終了しているのかもしれません。いわゆる魔法瓶っぽいボトルで、恐らくこちらも真空の二重構造で金属製のボトルです。

こちらも蓋は分厚く、蓋の方も二重構造になっているのかもしれません。

普段は会社用のお茶ボトルとして愛用しています。なので若干傷とか付いていますね。こちらも最近は氷を入れて使ってますが、朝入れて、夜帰ってくるまで氷が残ってますね。保冷性は非常に良いです。

実験方法

今回は35gのコーヒー豆を使って500gのコーヒーを淹れて、均一になるように混ぜました。(こんなに一度に大量のコーヒーを淹れたのは初めてでしたね。)90℃のお湯で抽出を行っています。

このコーヒーを100gずつに各容器に分けて、蓋のあるものは蓋をして、30分置きました。

ちなみに、容器の方は普通の使い方を想定して、予熱はしていません。なので、最初に熱いコーヒーを入れた時に容器自体が奪ってしまう熱も考慮に入ることになります。

保温性能

ということで、まずはそれぞれの保温性能を確認します。

容器30分後の温度
Bodum ダブルウォールグラス37℃
Bodum ダブルウォール トラベルマグ35℃
YETI Rambler39℃
STARBUCKS カーヴドステンレスボトル41℃
STARBUCKS ボトル42℃

まず驚いたのが、思ったより全て温度が下がっていたことですね。一番保温できたものと出来なかったものでの差で7℃です。魔法瓶タイプとかはもっと温度を保ってくれる期待をしていたのですが、意外とそうでもなかったです。

ただ数字で見るとどれもそんなに変わらないなという印象を受けますが、実際飲んでみると35℃と42℃の差は明らかです。ぬるいとあったかいって感じですね。熱いというレベルで保温できたものはなかったという結論になります。

あと面白いのが、ただの蓋も何もないカップのBodumのダブルウォールグラスが、一応蓋のあるBodum ダブルウォールトラベルマグにより保温できていたことですね。理由は想像ですが、空気の層がグラスの方が熱いからですかね。

予想通りで、最初の空気の二重構造の容器は、真空の二重構造の三種の方より熱を逃しています。

香りの違い

では実際飲み比べてみて違いを見ていきます。まずは香りを比べていきます。

香りは容器の口の形状にほぼ左右されるという結果になりました。

一番飲み口の大きいBodumのダブルウォールグラスが圧倒的にベストです。香りの強さも香りの繊細さも一番です。

次点でスタバのカーヴドステンレスボトルが良かったです。こちらは飲み口の上、丁度鼻がくる位置にメッシュ状の穴が空いており香りを感じることができました。感覚的にはグラスの半分ぐらいの強さのイメージでしょうか。

近く続いたのがスタバのボトルでした。こちらも鼻の位置に空気穴が空いております。カーヴドステンレスボトルのちょっとしたぐらいですね。

ボダムのトラベルマグとYETIは両方とも実際にコーヒーを口に含むまでほぼ香りは感じられませんでした。どっちかというとコーヒーよりカップや洗剤の匂いの方が強かったです。

味の違い

では最後に味の違いに付いてです。

味に関しては材質の違いによるところが大きいと感じました。

Bodumのダブルウォールグラスが味でもベストでした。雑味のないクリアな味わいで、とてもまろやかな味わいでした。ガラス素材がコーヒーに影響を一番与えないのだと思います。

プラスチック製のBodumトラベルマグはというと、若干酸味が際立っているかなと感じました。

金属製の残りの三種は、どうも酸化した感じの酸味がコーヒーの味に加わっていました。プラスチック製のとき感じた酸味は元々コーヒーにあった酸味が強く感じたというイメージでしたが、金属の方は酸化が進んだという印象です。中でもスタバのボトルが一番この影響が顕著でしたね。

詳しいことは分かりませんが、金属のざらついた感じの表面が何かしら影響をしているのかもしれません。

結論

私の中での今回の学びとしては、

  • 意外と魔法瓶タイプの容器に入れても温度はキープできない。
  • 材質はガラスが一番コーヒーへの影響がない。金属はちょっと酸化が進みやすそう。
  • コーヒーの香りが感じられる、飲み口が広め or 空気穴のある容器が良い。

というところです。

今後も香り・味がベストだったBodumのダブルウォールグラスをコーヒー用のメインカップとして使っていこうと思います。今回の実験から保温性もほぼ気にする必要がないと分かったのが収穫でした。

コーヒーを持ち出したいという際に密閉容器が必要なら、STARBUCKS カーヴドステンレスボトルを使おうと思います。酸味は若干出てしまうものの、香りはそれなりに楽しめるので、悪くないチョイスだと思います。

ガラス製で真空二重構造で密閉もできるというのが、理想の容器かもしれませんね。ただ、ガラス製の容器を持ち運ぶというのも微妙ですが。金属製でもコーヒーに影響がないよう、内側をコーティングしているカップというのも聞いたことがあります。

同じ容器をお持ちの方は少ないかと思いますが、ぜひ今回お伝えした傾向を参考にあなたのベストなコーヒーの飲み方を探してみてはいかがでしょうか?おすすめの容器などありましたら、ぜひコメントで教えてください。

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