今回は私の思いつきを試してみたって回になります。
次何について記事書こうかなと昨日寝る前に考えていまして、夏も近づいて暑い日もちょこちょこでてきたので、アイスコーヒー系の何かがいいかなと。
ん?アイス → 氷、うーん、コーヒーを凍らせてなんかなるかな?
コーヒー氷でコーヒーを冷やせば薄まらないよ、みたいなのはよく聞くしな。。。
そこで、ふと以前紹介した、Freeze Distilled Milkのことを思い出して、これはあるんじゃないか?と思い立って早速実験した結果をお伝えします。
Freeze Distilled Milkとは、牛乳を冷凍して半解凍することで余分な水分を取り除き超濃厚なミルクを作る方法です。
結構コンペなどでも使われる手法で、割とよく知られていると思います。
凍った牛乳は脂肪分などの方が水分より早く溶けだすことを利用して、牛乳の濃い部分だけを取り足す感じになります。
イメージは凍ったスポーツドリンクなどを途中まで溶けた状態で飲むとめっちゃ甘いってやつです。で、最後の方はめっちゃ薄い。
ミルクではよく使われる手法ですが、これをコーヒー自体に使ったらどうなんだろうか?ってのが今回の主題です。
結論先に言ってしまうと、コーヒーでも効果ありです!エスプレッソとはまた違うクリアな濃厚コーヒーを作ることができました。
早速やってみた
まずは普通にドリップでコーヒーを淹れます。
今回は堀口珈琲さんの2番Blend Fruity&Lusciousを使いました。これ美味いんですよねー、何回もリピートしてます。
それはともあれ、20gの豆を350gのお湯で淹れました。最近ハマっている粕谷さんのSwitch方式で淹れました。
で、これを2つの容器に分けました。
片方は、カップに入れてラップをして冷蔵庫に。
もう片方は、密閉できる容器に入れて冷凍。
冷凍した方はこんな感じ。
凍ったら、今度は溶かしていきます。
溶け出した濃度の高いコーヒーをすぐ分離できるように、ひっくり返して冷蔵庫に入れてゆっくり溶かしていきます。
なかなか冷蔵庫にスペースを確保するのが難しいですが、頑張りましょう。笑
数時間後、半分ぐらいが溶けたらOKです。
出来上がった濃縮コーヒーがこちら。まぁ見た目にはあまり分からないですが、ちょっとカップを回したときにカップの壁にくっつく感じとかを見ると若干トロッと感が上がっている気が。。。(90%気のせいですが。。。)
で、味は?
最初に取り分けておいた一緒に淹れて冷蔵しただけのコーヒーと飲み比べてみました。
効果は歴然。明らかに差がわかるぐらい濃くなっています。
濃いコーヒーの代表と言えばエスプレッソですが、ペーパーフィルターを通しているからか味わいは全然違いますね。
苦味が嫌に強調される過ぎることなく、クリアでパンチのあるコーヒーになりました。
そしてこれ真価を発揮するのは、ミルクを入れてアイスラテを作った時だと思います。
同じコーヒー対ミルクの配分になるように、通常冷蔵アイスコーヒーと冷凍濃縮コーヒーにミルクを加えてみました。
具体的には45gのコーヒーに対して、15gのミルク。
写真で分かりますかね、右が冷凍濃縮です。肉眼だと色に違いが出るぐらいは濃度に差分があることが確認できました。
で、味は?
普通のドリップコーヒーにミルクを入れると、想像以上に空っぽな味になるのって分かりますでしょうか?なんかミルクとコーヒーが足し合わせっているって言うより、相殺している感じ。
私これがあまり好きでなく、アイスラテってエスプレッソでしか淹れないのですが、冷凍濃縮コーヒーを使ったラテはこの空っぽ感がないんです!
ミルクの甘味が加わりつつ、コーヒーが負けていない。濃度で言ったらエスプレッソで入れたラテの方が強いと感じましたが、それとは味わいが違う繊細さがあってとてもいい!
エスプレッソマシンお持ちでない方でアイスラテに不満がある方はぜひこの方法一回試してみてください。
ちょっと時間と手間はかかりますが、非常に簡単に一味ランクアップしたアイスラテが淹れられると思います!
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