ほぼ無駄がなくラテアート練習方法 試してみた+問題点

ガイド

みなさん、こんにちは!

家庭でラテアートの練習をする時に一番困るのは、練習回数の少なさじゃないでしょうか?

ラテを淹れても自分で1日に飲める量には限界があります。カフェインの取り過ぎには注意する必要ありますし、例えデカフェで淹れたとしてもミルクを多量摂取するのは太ります。自分で飲むのは一日2杯ぐらいですよね。たまにはフィルターコーヒーも淹れたいですし。。。

他にラテを飲んでくれる人が何人もいるご家庭はラッキーだと思います。(うちはコーヒー飲む人私だけなので。)とは言っても、1日4・5杯が限界じゃないでしょうか?

かといって、淹れたラテを捨てるのは絶対やめてくださいね!いうまでもないですが、コーヒーもミルクも勿体無いので。また1万歩譲ってそこに目を瞑っても、コストという面でも何十杯も1日に作っていたらバカになりません。

ということで、ほぼ無駄がなくラテアートの練習をできる方法を調べて、試してみました。

その方法とは、抽出済みのコーヒー粉と食器洗い用洗剤でラテアートを注ぐというものです。コーヒー粉を水に溶いてエスプレッソもどきを作り、洗剤を入れた水でフォームドミルクを作るという方法です。

今回はその方法と試してみた感想をお伝えしたいと思います。ネタバレすると、正直私には合わなかったというかお勧めはできないかなという方法でしたがその詳しい理由についても解説していきます。

方法

まずは方法を簡単に説明します。

要は、コーヒー豆とミルクを使わずにラテアートの練習ができればいいのですから、無駄にならない代用品を使うという方法になります。

まずエスプレッソの代わりに、エスプレッソの出涸らしのコーヒー粉をお湯で溶いたものを使います。エスプレッソを淹れた後のコーヒーパックを捨てずに取っておいて、これを使います。絵面があまりよろしくなく、すみません。。。

今回試してみて、ティースプーン半杯分ほど(思ったよりちょっと気持ち多めに入れる)と良かったです。このぐらいカップに入れて

お湯で溶かします。

すると色合い的にはエスプレッソレベルのものができます。

ミルクの方の代わりは、水に微量の洗剤を使います。

まずピッチャーに水を入れておいて、普通の食器洗い用洗剤(今回私はジョイを使いました)を数滴垂らします。

ポイントは、冷たい水を使うことと、水を先にピッチャーに入れて後から洗剤を垂らすことです。

なるべく冷たい水を使うことでスチームする時間を伸ばすことができます。寒い時期なので最初温まった水を使ってしまっていたのですがあまりに早く加熱されてしまいフォームを作る前にピッチャーが熱くて持てなくなってしまいました。

先に洗剤を垂らしておいてしまうと、そこに水を入れた時にすでに泡立ってしまい欲しくない大きな泡ができてしまいます。

洗剤の量は色々試すといいと思います。私の場合は一滴がベストな気がしましたが、洗剤の種類によってこれは異なると思います。

この洗剤入り水を通常通りスチームして、先ほど作ったエスプレッソもどきに注いでラテアートを書いていきます。

私ができたベストはこのぐらいでした。。。

この方法の問題点

試してみていくつか問題点があるなと感じました。

まずはエスプレッソの代用品の方ですが、本物のエスプレッソにはクレマがあります。通常はこのクレマを最初にミルクフォームと混ぜることでベースと呼ばれる色のついた部分を作るのですが、代用品にはこれがありません。

ですので、この代用品練習方法では液体のエスプレッソもどきと洗剤水フォームを混ぜてベース部分を作ってあげる必要があります。これが結構難しく、また本物と配分が変わってきてしまうのでなかなか注ぎ勝手が違ってきてしまうのがまず問題かなと思いました。

もう一つ方法としては食紅と水でエスプレッソの代用品を作る方法もあるようです。でもこれも同じような問題点が予想されますし、食紅を新たに使わなきゃいけないという余計な無駄もあるのでいかがなものかと思います。

フォームドミルクの代用品の方は、まずスチームする感覚がやはり本物のミルクとは結構異なるのが難点です。ここは私のスチームスキルが足りないという可能性もありますが、傾向としてはなかなかいい感じのマイクロフォームが作りづらく、泡が大きくなってしまう感じがありました。

また液体の粘度が違うので、ミルクと洗剤入りの水ではスチーム時のロール(スチーム中に渦をまかせて混ぜる工程)も感覚が結構違いました。

粘度の違いは注ぎ具合にも差を作ってしまいます。この代用品の方は感覚的にフォームと液体の分離が早く泡が液体に乗ってしまう感じになり、フォームと液体を一緒に注ぐというのが非常に難しかったです。ここはそもそもマイクロフォームがうまくできていなかったことも一因かと思いますが、やはりサラサラの水の方が泡をキープしておく力が弱いのだと思います。

最終的に肝心のフォームがカップに乗って広がっていく感覚も本物とは大きく違うと感じました。

ということで、この練習方法は無駄がほぼない(洗剤数滴と水ぐらい)という点では非常にいいと思うのですが、あまりに本物と感覚が違いすぎて私個人の感想としては練習にならないかなと感じました。正直なところ、無理にこれで練習すると上達するどころか代用品に合わせた変な癖がついてしまうのではないかという恐れすら感じました。

ただ割と有名な練習方法のようなので、私がうまくできていない可能性もあります。とはいえ、練習が必要な人というのは私のような初心者の方だと思いますので、ど素人の一意見として受け取ってもらえればと思います。

もしかすると、中級者がやったら代用品でもうまくできるとかあるかもしれませんし、洗剤を変えてみると良くなるとかもあるかもしれません。またしばらくしたらこの辺を試してみるといいかもしれませんね。

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