コーヒーオタク向け:趣味としての自宅エスプレッソ

レポート

コーヒーを淹れるのが趣味で今までフィルターコーヒーを淹れてみたり、フレンチプレスを使ってみたりしたけど、なんか他にコーヒーを楽しめる方法はないだろうか?エスプレッソの世界に足を踏み入れてみたいけどどうなんだろう?そんな疑問を持った方に向けて、私の体験からエスプレッソを強力プッシュしてみたいと思います。

日本ではあまりエスプレッソって主流ではないと言いますか、なかなか家庭で自分で淹れようという人は少ないと思います。コーヒー好きの方でも、正直エスプレッソを直接飲んだことがあると言う方も少ないんじゃないでしょうか?(私もそうでした。)

でも海外のではエスプレッソの方がむしろ主流で、海外のコーヒーがテーマのYouTubeチャンネルではエスプレッソの話題が非常に多いです。私の特におすすめのコーヒーYouTuberさん James Hoffmannさんのチャンネルも広くコーヒーのトピックについて語られていますが、エスプレッソがやはり主軸と感じます。

こういった動画を見ていたら、どうしてもエスプレッソに挑戦したくなりました。

細かい調整をすることで最高のエスプレッソに近づけていく感じ。マシンや様々な道具を駆使してコーヒーを淹れるあのバリスタの手際のかっこよさ。エスプレッソのドロッとした濃厚な質感。ラテアートの楽しそうなこと。こういった他のコーヒーの淹れ方にはない多くの魅力がエスプレッソにはあると思います。

個人的には、エスプレッソ抽出において自分がやれる事の多さが、趣味としてのエスプレッソの一番の魅力じゃないかなと思います。

エスプレッソとフィルターコーヒーで何が違う?

日本で趣味としてコーヒーを淹れる方は恐らく9割方フィルターコーヒーをメインとしているのではないでしょうか?自分自身がそうでしたのでちょっとバイアスあるかもしれませんが、非常に始めやすいスタンダードな淹れ方です。

以前記事を書きましたが、1万円もあれば十分過ぎるほどの道具を集めることができ、自宅で美味しいコーヒーを淹れることができます。

ちょっと語弊を恐れずに書くと、フィルターコーヒーを淹れる工程結構簡単なんですよね。豆を挽いて、ドリッパーにフィルターをセットし、粉を入れてお湯を注ぐ。

もちろん簡単なことはいい事です。お手軽に美味しいコーヒーが淹れられることが悪いわけないです。

色々な豆を試して、様々な味のコーヒーを味わうと言う最高の趣味だと思っています。

ただ、趣味として物足りない感が出てしまうこともあるかと思います。

私は2年間ほどフィルターコーヒーメインで趣味として楽しんでいましたが、ぶっちゃけあまりアクティビティとしては物足りないと感じていました。豆挽いてお湯を注ぐ。5分もあれば終わってしまいます。こだわるポイントはなくはないですよ。お湯の注ぎ方を工夫してみたり、温度を工夫してみたり。でも限度はあります。

それに比べてエスプレッソはどうか。

まず、良くも悪くも準備工程が多く、遊べるポイントが多いです。

コーヒー粉をポルタフィルターに入れて、タンプする工程。こだわらなければこれだけですが、抽出の安定性を高めるために粉が均一するWDT工程だったり、ディストリビューターを使ってみたり、はたまた最近ではあえて穴をパックに開けると言う手法もあるみたいです。

抽出にしても、使うマシンによっては抽出途中でお湯の流れる量を調整できたり、圧力を調整できたりします。

面倒と思う方も多いかもしれませんが、マシンのメンテナンスも欠かせません。

ラテアートなんて全く新しい趣味としてもいいぐらい色々と練習したり工夫したりできるポイントの宝庫です。

また道具にこだわる楽しさもあります。

エスプレッソマシンに始まり、グラインダー、バスケット、ポルタフィルター、タンパー、ディストリビューター、ポルタフィルターに粉を入れるだけでも数々の道具があります。

マシンは機能や性能、作りの良さによって、数万円のものから何百万するものまであります。

豆を挽くにしても、エスプレッソでは圧力をかけて抽出する都合上、挽き目の粒度・均一さが非常に重要になり味に大きな影響を及ぼすため、グラインダー(ミル)はエスプレッソマシンより重要と言われ、様々な種類のものがあります。

ある意味無駄な時間と言ってしまえばそうなのですが、こういったマシンやグラインダーのレビューを見ているだけで何時間と楽しめてしまいます。

もちろんエスプレッソも美味しいですよ。フィルターコーヒーより美味しいと言うことではなく、別物としてコーヒーの新たな面を味わえます。

どういう人に向いている?

色々書きましたが、結局はコーヒーを淹れる工程が好きな人、自分の淹れ方でコーヒーの味わいを調整できることに楽しさを感じる人、収集癖のある人には非常におすすめできる趣味です。

逆にコーヒーを飲むこと・味わうことが楽しい方には、エスプレッソを自分で淹れるというのはお勧めしません。エスプレッソを味わいたいだけならたまにカフェに行った方が絶対にいいです。面倒もないですし、コストも圧倒的に低いです。

いい例えか分かりませんが、ゲームの難しいステージのようにチャレンジが欲しい人には、エスプレッソは情熱を注げるコーヒーの新しいステージだと思います。

エスプレッソを始めるハードル

ここまで読んでいただいてエスプレッソに興味を持っていただけた方もいるかもしれません。

水を指すようで申し訳ないのですが、エスプレッソを始めるには結構なハードルがあります。コストです。

フィルターコーヒーでは、ドリッパーは高いものでも数千円、ケトル買ってもそんなもの、グラインダーも1万円もするハンドグラインダーがあれば十分過ぎるぐらいです。

エスプレッソは、スタート地点に立つためにエスプレッソマシンが必要です。めちゃくちゃショボいものであれば、1万円程度でもありますが。言葉が悪く申し訳ないですがゴミです。エスプレッソ淹れられません。まともなものを淹れるには最低でも5万円ほどはしてきます。グラインダーもエスプレッソ用に適したは数万以上してきます。

また先ほど書いた通り、色々なものがどんどん出てくるので物欲が抑えられないとあれもこれも欲しくなってきてしまいます。笑

私の場合はちょっと考え方を変えてエスプレッソに足を踏み入れました。

コーヒーを淹れる道具として考えてしまうとどうしても高く感じてしまいます。ただ一般的な趣味の道具・コストとして考えればまぁそれほどでもないと思います。

例えばテニスが趣味の人はラケット買ってウェアと靴買えばすぐに数万超えますし、毎回のコートレンタル代もかかります。ゴルフなんて言ったらもっとですよね。

ゲームが趣味の人も、コンソール買ってゲーム数本買えば余裕で同じぐらいかかります。(ガチャとか。。。ね)

趣味はお金がかかるんです。。。発想が逆なんです。フィルターコーヒーが安すぎるんです。そう考えるとエスプレッソは趣味としてはまぁ普通ぐらいのコストだと思うんですよね。

とはいえ結構思い切らないとチャレンジしづらいとは思いますが、私個人としてはチャレンジしてめちゃくちゃよかったなと思っております。趣味としてのコーヒーの幅が数倍広がったので後悔はないです。

もし興味を持っていただけたなら、あなたもぜひ。

私が選んだエントリー用エスプレッソマシンについてはこちらから。

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