皆さんご存知、スチームワンド。エスプレッソマシンについているスチームを噴き出す道具です。
普通の使い方は、ミルクをスチームしてラテ用のスチームミルクを作ること。
高温の水蒸気で冷たいミルクを温めつつ、空気を混ぜ込みふわふわにします。
でも、普通だけじゃつまらない!
ってことで本日は最近話題のスチームワンドを使ったアイスコーヒーの淹れ方を紹介します。
まだ認知されるようになってまもない淹れ方で、名前のブレブレですがSteam Iced Americanoだったり、AEROCANOとか呼ばれているみたいです。
夏に向けて一風変わったアイスコーヒー作ってみてください。
AEROCANOってどんなコーヒー?
こんな感じのクリーミーな泡の乗ったアイスコーヒーです。
イメージとしては、Nitro Cold Brewコーヒーに近い感じで、まるでビールみたいなキメの細かいフォームができます。
Nitro Cold Brewは窒素ガスを含んだアイスコーヒーで、大掛かりな専用サーバーが必要です。
ですが、これがAEROCANOならエスプレッソマシン一つでできてしまいます!
ざっくり言えば、自宅で淹れれるNitro Cold Brewコーヒーです。
早速作っていきましょう。
作り方
STEP1: エスプレッソを淹れます
ここは割と普通に淹れてしまってOKです。当然のことですが、色々試してもらって自分に合った調整を探すのがベストですが、参考までに今回は12gの豆で30gのエスプレッソを淹れました。
エスプレッソを淹れ終わったら、マシンをスチームモードに切り替えておいてください。
STEP2: ピッチャーに氷を用意
今回は180gの氷を準備しました。
氷多すぎじゃね?!って思われるかもしれませんが、大半を溶かしていくのでこのぐらいガッツリ氷でOKです。
STEP3:ピッチャーにエスプレッソ投入
先ほど淹れたエスプレッソをピッチャーに入れてしまってください。
この時点では、明らかに液体の量がおかしいですが、ご心配なく。
STEP4:スチームしていく!
AEROCANOの肝のステップです。
準備したほぼ氷+エスプレッソをスチームしていきます。
目的は、スチームで一気に氷を溶かしつつ、コーヒーに空気を含ませていくことです。
最初はこのようにどこにワンド刺せばいいかわからないレベルですが、
ほんの数秒で氷が溶けてこのような具合になります。
全部氷を溶かしてしまってはその先はコーヒーが温まってしまうので、ポイントは氷が溶け切らない内に空気を入れ込むことです。
結構多めに氷が残っている状態で止めた方がいいと思います。
STEP5:グラスに注いで完成
見た目も非常に面白いのでぜひグラスに注いでください。
出来上がったばかりの時は、マイクロフォームがコーヒーと混ざったままなので、こんな具合にミルク入っているのかな?って感じの色合いになります。
時間が経って落ちつくと初めにお見せしたような感じになります。
エスプレッソからスチームするのではなく、アメリカーノや以前紹介したSproverに氷を入れてからスチームする方法もあります。
そのほうが最初から水分量が多くスチームはしやすいかもしれませんが、氷の比率が少ない分スチームできる時間が短くなります。
色々試してみましたが、私はエスプレッソからやる方法がおすすめです
味はどう?
特徴的なのはなんと言っても泡の舌触りですね。クリーミーで非常に楽しいドリンクだと思います。
平たく言ってしまえば、氷を入れて作る急冷式アイスコーヒーなので、味としてはまぁ使ったコーヒー豆次第です。
また氷も入っているので時間が経てばどんどん薄まって言ってしまいます。手早くいただくのがベストです。
意外と泡の持続時間は長いので最後まで残っているかも?
かなり簡単にできるので、ぜひお試しください!
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