【マシン不要】おうちでラテを作る方法

ガイド

みなさん、こんにちは!

コーヒーにこだわっている方は、ブラックで飲むということが多いのではないでしょうか?かくいう私もその一人です。やはりブラックで飲むのが一番コーヒー豆の本来の味わい・香りを楽しむことができるのでせっかくいい豆をこだわりの方法で淹れたならこの飲み方がベストだと個人的には思います。

ただ、たまには気分を変えてミルクドリンクも飲みたいなと思う時はありますよね。もしくは、ブラックで飲めない方が身近にいるとか。

ということで、今日は家にある道具でラテを作る方法を色々試してみましたので、その方法とそれぞれの出来をお伝えしたいと思います。

ミルクドリンクに必要な2要素

ミルクドリンクを作るには、ブラックでドリップコーヒーを入れるのと違う2つ課題があります。

  • ミルクを加えた時にも負けない、濃いコーヒーを淹れる
  • フワッとした質感の良いフォームドミルクを作る

本格的なミルクドリンクを作る場合はエスプレッソマシンを使います。当然濃いコーヒーはエスプレッソです。ミルクはマシンのスチームワンドと呼ばれる高圧の蒸気を吹き出すノズルでミルクに空気を含ませることでフワッとした質感のスチームミルクを作ります。

ただ問題はエスプレッソマシンを所有していないことだと思います。

ということで今回はこの2つの素材を、それぞれマシンを使わない2つの方法で準備してみました。

濃いコーヒー作り:モカポット

比較的低コストで濃いコーヒーを淹れられる道具として有名なのがモカポットです。

私の持っているものはBIALETTIさんのMoka Express 2カップ用です。大体Amazonで3000円程で購入できます。

簡単に今回私が使ったレシピをご紹介します。

まずコーヒー豆は10gを利用し、通常のドリップコーヒーに使うより細か目で挽きます。私はTIMEMORE SLIM PLUSグラインダーを使っていますが、通常ドリップコーヒーが14クリックに対し、モカポットようには10クリックがベストでした。

挽いた粉をこのようにバスケットにセットします。ここではエスプレッソのようにタンプ(圧迫してコーヒー粉を固める)必要はありません。なるべく固まりがなく、均等にフラットになるようにすればOKです。

バスケットの下の部屋にお湯を入れます。そうです、水ではなく、お湯です。別で沸かしてからモカポットに淹れてください。モカポット全体を火にかけるので、もちろん水からでもできますがそうするとコーヒー粉を入れた状態でモカポットを長時間加熱する必要があります。コーヒー粉を必要以上に加熱すると嫌な味が出てきますので、お湯を先に沸かしておくことで粉へのダメージを最小限に抑えるわけです。

お湯はバルブの下ぐらいまで入れてください。

熱くなっている下部を触って火傷しないように注意しつつ、モカポットの上部ねじ込み火にかけます。

しばらくするとコーヒーが抽出されてきます。ボコボコと泡が出始めたらすぐに火から下ろして、下部を水につけるなどして冷まし、抽出を止めてください。

このレシピだと大体60g程の濃いコーヒーが出来上がります。この時点で一度味見してみてください。酸味があまりに強いようであれば、粉の粒度が荒すぎる可能性があります。逆に苦味が出過ぎてしまった場合は細か過ぎる場合が多いです。

私も初回は12クリックで試しましたが、味見したら最初にガツンと酸味のくる感じがありました。すっと消えていく感じの酸味だったためまずいとまでは行きませんでしたが、2回目でもう少し細挽きにした10クリックの方がバランスの取れた味になりました。

濃いコーヒー作り:ドリッパー

モカポットも持ってないよ、という方のためにもう一つ方法を試してみました。こちらは普通のペーパードリッパーだけで実践できるはずです。

今回も通常のドリップより細挽きで豆を挽きます。(10クリックにしました。)10gの豆を使いました。

で、この粉で普通にドリップしてしてもそれほど濃いコーヒーはできません。なので抽出を助けてやるため抽出時間を伸ばすため浸漬式で入れていきます。

私はHARIOさんのスイッチという浸漬式ドリッパーを使いました(詳細はこちらをどうぞ)。通常ドリップも浸漬式もできるという非常に優秀なドリッパーなのでぜひお勧めです。

お湯の量は70g注ぎました。温度はなるべく抽出を助けるべく沸騰したお湯です。お湯を注いだ後、粉とお湯を混ぜます。これで約3分待ち、コーヒーを落としました。

スイッチドリッパを持ってないよという方も大丈夫です。

まずコップに粉とお湯を入れて混ぜ合わせてください。そのまましばらく抽出を待ち、最後にペーパーフィルタをセットした普通のドリッパーに粉ごと注いでください。ここで粉を取り除きます。こうすることで特別なドリッパーがなくても浸漬式で入れることが可能です。

結果、50g程の濃いコーヒーが入りました。

濃いコーヒーどっちの方法がいい?

見比べてみると分かりますが、ドリッパーで入れた方がペーパーフィルターを通している分クリアな出来上がりになります。モカポットはちょっと濁った感じの出来上がりです。味わいも見た目通りで、ドリッパー方式の方がクリアで雑みのない感じの味わいになり、モカポットはコーヒーオイルを含んだ感じのよりボディ感のあるコーヒーが出来上がります。

このままで飲むと両方とも濃いので差が分かりづらいですが、のちにミルクを入れて飲んだ時にコーヒーの味が負けなかったのがモカポットの方でした。モカポットの方がミルクを入れた後も強いコーヒー感を残しており、個人的には好みでした。

ドリッパーで入れたものもミルクに負けて味がなくなるというほどではないですので十分美味しく飲めると思います。好みに合わせて、より多めの豆を使うとか、浸漬時間を増やすと良いかもしれません。

フォームドミルク作り: 容器でシェイク

フォームドミルク作りで最初に試した方法は、容器にミルクを入れてシェイクする方法です。

単純によく洗った蓋のできる容器(私はキャップのある空き缶を使いました)に150gのミルクを入れてシェイクするだけです。最近暑くなってきて冷たいドリンクを飲みたかったので、冷蔵庫から出したばかりの牛乳を使いました。

1分ほどシェイクして出来上がったのがこんな感じです。

みた通り、かなり大きな泡ができてしまいました。これだとちょっと使えないので、大きな泡の部分を掬い取ってみました。

フォームドミルクとして欲しいきめ細かい泡は、ぶっちゃけほとんどできませんでした。

別途用意した濃いコーヒーに注いでみるとこんな感じでした。

うーん、正直残念なできでした。みてわかる通りほぼフォーム部分はなく、飲んでみても、期待するフワッとした舌触りは全くと言っていいほどなく、これなら単純にそのまま牛乳を注いでも変わらないかなと言ったレベルです。

今回つるっとした缶を使用しましたが、もしかすると凸凹のあるペットボトルとかでより長い時間シェイクするとまだマシになったりするかもしれません。

フォームドミルク作り: ハンドブレンダー

もう一つ試した方法はハンドブレンダーです。150gの冷たいミルクを準備し、ブレンダーで撹拌しました。

コツは、最初にブレンダーの刃を水面ぎりぎりに置き、空気を取り込むようにしてあげます。ボコボコいうのでわかると思います。ミルクが膨らんできたら、ブレンダーの刃を沈めてミルクが容器の中を回転するようにしてあげます。イメージは、最初にできた大きな泡をミルクを回すことで細かくしていく感じです。(エスプレッソマシンのスチームワンドを使って作る手法を参考にしました。)

結果はこんな感じ。写真ではちょっと伝わりづらいかもしれませんが、明らかに体積が増えて、大きな泡もほどんどなく、細かい泡がミルクに含まれているのが分かります。

期待しつつ、コーヒーに注いでみました。

横からの写真で見てとれるように、綺麗にしっかりとしたフォームの層が出来上がりました!飲み口もちゃんとフワッとした感じになっています!

上からの写真でわかるように、ラテアートに使えるほどではないと思いますが、質感的にはまぁまぁのフォームドミルクを作ることができたのではないかと思っています。

ちなみに、気になって温めたミルクでも同じ手法を試してみました。150gを600Wのレンジで1分温めました。

温かいミルクの方が、きめ細かい泡を作り出すのが難しかったです。すぐに消えていってしまう感じがして、飲み口も冷たいミルクの時ほどフワッと感がありませんでした。

まとめ

濃いコーヒーとフォームドミルクをエスプレッソマシンなしで作る方法を2つずつ紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。

私の結論としては、モカポットで淹れた濃いコーヒーにハンドブレンダーで作った(冷たい)フォームドミルクという組み合わせがベストな質感のラテを淹れる方法だということになりました。

フォームドミルクはフレンチプレスを使って作る方法なども有名です。また機会があればこれも試してみようと思います。

みなさまもお手持ちの道具を色々駆使して、美味しいラテ淹れてみてはいかがでしょうか?もっといい方法をもしご存知でしたら是非コメントください。

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