【レビュー】 TIMEMORE ブラックミラー スケール

レビュー

みなさん、こんにちは!

コーヒー抽出の再現性を高めるためにはスケールは重要なアイテムなアイテムです。再現性とは、色々な抽出条件 パラメータを同じにしたつもりの時に、同じ味・質感のコーヒーが出来上がるかというポイントになります。スケールは直接コーヒーの味に寄与するわけではありませんが、正確で使いやすいコーヒースケールがあれば、ベストな抽出条件にたどり着く近道になります。

抽出パラメータについては、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。

今回は私の使っているTIMEMORE のブラックミラー スケールのレビューをしてきいたいと思います。

TIMEMORE ブラックミラー

外観・質感や使用感、測定の精度・安定性・性能について実際に使ってみた感覚をお伝えできればと思います。

前提情報として、ブラックミラーは2バージョン発売されています。Bluetooth接続なとが可能な高機能版ブラックミラー2と、シンプルな単独用の通常版ブラックミラーです。私が所有しているのは通常版なので、こちらのレビューをしていきます。

価格は通常版5500円、高機能版23500円と全くの別物と考えた方がいいかと思います。

外観・質感

私がブラックミラーを選んだ大きな理由がこの見た目です。個人的には非常にシンプルで、透過式のディスプレイが気に入っています。

透過式の表示がかっこいい

スケールの上面は一枚素材で作られており、つなぎ目など一切ありません。透過式のディスプレイはこの上面パーツの裏から表示をする形になっています。

カッコいいというだけでなく実用的な面も備えており、上面は完全にフラットで使いやすくスケールの面積いっぱいにものを乗せられます。

また水をこぼした時もつなぎ目がないため染み込む心配はなく、拭き取りやすい設計です。

ただ防水ではないため過信はしては行けません。右手奥の側面にあるusb充電ポートは特に水が入らないよう注意です。

充電用USB TypeC ポート

本体の素材はマット仕上げのプラスチックですごく素材の高級感があるわけではないですが、質感は悪くないと思います。すごく素材の高級感があるわけではないです。

また滑り止め用のシリコンシートが付属しています。これも役割は果たしてくれるますが私は使っていません。

滑り止めシート ちょっと汚くなり易いのが気になる

基本は上に乗せているだけのイメージになるため、スケールをしまったり取り出す際にズレるのが若干めんどくさいです。

またシリコンシートに水滴が付いて乾くと、後が残りこれが結構目立ち気になります。せっかくカッコいいスケールなのにもったいない感がありシートなしで使っています。もちろん付けてくれているだけなので全く文句はありませんが。

使用感

概ね、使い勝手は非常に良いと思います。コーヒースケールに求められる、0.1g単位での測定とタイマー機能を備えています。一般的な所は割愛して、特徴的な点を書いていきます。

タッチセンサ式ボタン

まずボタンですが電源オフ時は全く見えなくなってしまうため最初は戸惑うかもしれません。ただ使って行くと大体ルーチーンが出来上がり、しまう向きなど固定されて行くと思うので困る事はなくなると思います。

OFFの時は全くボタンも見えない

ボタンの感度はとても良く、触っても反応しないという事はほぼありません。静電容量性のセンサーなので、押し込む必要はなく触れるだけでOKです。

また押した時にピッと音が鳴るので、反応したかどうかも分かりやすいです。ちなみに音がうるさいという方はoffにもできます。

強いて文句を言うと、感度が良すぎてしまう時にたまに電源を入れてしまう時があります。

オートタイマー機能

機能としては、タイマーのオートスタート機能が便利です。タイマーボタンを押すと3からカウントダウンが始まり0になると重さの変動待ち状態になります。その状態でお湯を注ぎ始めるとお湯が落ちた瞬間からタイマーを開始してくれるのです。

正直なぜ3カウントするのかが分かりませんが(0になったあとどうせ待つので)、正確に時間を測れるのでグッドです。ちなみに3カウント中に注ぎ始めてもその瞬間からスタートはしてくれません。

USB TypeC 充電式バッテリー

バッテリーが充電式な点も非常にありがたいです。さらに接続がUSB typeCなのでしばらくはケーブルがなくなるということもないでしょう。

USB TypeC充電はありがたい

バッテリーの持ちは可もなく不可もなくと言う印象です。私の使用頻度だと月一ぐらいで充電しています。

一点若干気になるのがUSBケーブルの刺さりが気持ち浅く、外れやすい点です。スケールの上面部品が側面にも被さる構造上仕方ないとは思いますが、刺しミスに注意が必要です。

測定性能

スケールの肝とも言える測定性能について色々試してみました。

まずガラスを乗せてTareし0リセットした状態で、コーヒー豆を1粒入れてみました。そうすると0.0gのままでした。

1粒入れても0.0g

もう一粒入れてみると、0.3gとなりました。これは、1粒目が0.1gより軽くて、2粒目が0.3gあったというわけではなく、おそらくTare後の0.0gの表示を安定させるために、0.0g~0.2gを0.0gとして表示しているのかと思いおます。色々試してみましたが、0.1g、0.2gの表示をさせることはできませんでした。

2粒目で0.3gに

決して0.1gの重さが測れていない訳ではないと思います。Tare直後に測定誤差で表示がパタパタしないのでいいのではないでしょうか?

次に重りを乗せる場所によって測定値にばらつきが出るかみていきます。まず中心にガラスを置き、1.0gの豆を入れました。

センター 1.0g

この豆を入れたガラスをブラックミラーの四隅に持っていきました。右下は表示と被ってしまうので写真なしです、すみません。

右奥 1.0g
左奥 1.1g
左手前 1.1g

結果としては、これだけ広い面積のどこに置いても1.0g – 1.1gということで非常に優秀だと思います。

最後に測定の速さを試してみました。測定が速いほど、重りが乗ってから表示に反映されるまでのタイムラグがなくなります。遅いスケールを使うと、お湯を注いていった時に狙った量が表示された瞬間に注ぐのをやめても結構オーバーしてしまうことになります。使い勝手の面でこの速度は非常に重要になります。

ただこれは中々測ることが難しく、お伝えするのも難しいポイントです。

一つテストとして、グラスに水をドリップポットから注いでいき、100gの表示が見えた瞬間に注ぐのをやめてみました。数回やってみましたが、大体5gぐらいのオーバーとなりました。

まぁこの実験だと私の反射神経とか色々な要素が入っているので、あくまで目安としてお考えください。

5g程度オーバーする

次に100gを狙ってゆっくりめに注いでみました。この時に最後の方は継ぎ足しでちょろちょろ入れるのではなく、数値の上がっていくペースから先読みもしつつ一発で止める形で注ぎました。

こちらも数回やってみましたが、大体1g未満の誤差で止めることができました。

先読みすれば、1g未満の誤差で止めれる

どうしても若干のラグはありますが、ブラックミラーの前に使っていたキッチンスケールよりは断然良く、全く実用上問題のないレベルかと思います。

まとめ

見た目、使い勝手、性能と色々みてきましたが、非常にクオリティの高いスケールだと思います。今まで半年使ってきましたが、全く文句はありません!

このクオリティが5500円という比較的お手頃な価格なので、いつもながらTIMEMOREさんの製品コスパが非常にいいです。

もしコーヒースケールをお探しの方がいましたら、おすすめです!

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