安い豆・高級豆 飲み比べ 【フィルターコーヒー編】

コーヒー豆

みなさん、こんにちは!

本日は、色々な価格帯のコーヒー豆を飲み比べてみようと思います。

エスプレッソマシンを買い色々練習していたのですが、まぁ結構失敗するんですよね。で、今までフィルターコーヒー用に購入していた割とお高めのお取り寄せコーヒー豆を練習に使うのがあまりにもったいなかったので、近くのスーパーに走ってもうちょっとお手頃な豆を購入してきました。

ということでせっかく色々な価格帯のコーヒーが手元にあるので、飲み比べてみようと思った次第です。

タイトルにあるとおり、今回はフィルターコーヒーとして飲み比べた結果をお伝えしたいと思います。追って、エスプレッソ編、ラテ編を試して記事を書こうと思っています。

というのも練習で失敗するのがもったいないと思ったのもスーパーに走った一理由なのですが、もう一つ、ミルク加えてラテにしたらあまり違い分からんのでは?と思ったのもあったからです。この辺りも検証したいのですが、まずは豆をなるべくダイレクトに味わえるという意味でフィルターコーヒーからやっていきたいと思います。

比較対象

今回は3種の豆を比べていきます。

1つ目はいわゆるスペシャリティコーヒーと呼ばれるような高級豆。専門ロースターから取り寄せたコーヒー豆です。先日レビューを書いたREC COFFEEさんのKISSA BLENDです。深煎りのブラジルとエルサルバドルの豆のブレンドです。詳しくはレビューの方ご覧ください。こちらの価格は100g 850円。

2つ目はスーパーで購入できるそれなりにいい豆、スターバックスさんのCAFFE VERONAです。こちらも深煎りの豆で、グアテマラ・ブラジル・他のブレンドになります。価格は100g 454円。

最後に今回の一番低価格な豆、スーパーOKさんのオリジナルブレンドです。こちらは中煎りのブラジル・コロンビア・他のブレンドになります。価格はなんと100g 106円。

ということで、OKさんの豆を1とすると、スターバックスさんのものが4倍ぐらいのお値段、REC COFFEEさんのものが8倍のお値段になります。

ではどんなところに違いが現れるかですが、まずはパッケージに歴然の差がありますよね。REC COFFEEさんのものはお試しセットの1袋というところもありますが、わずか50gのためにいい袋が使われてます。対照的にOKさんのもの、なんの変哲もないと言ったら悪いですが、銀色の袋に400gたっぷり入ってます。(写真は豆を他の容器に移してからからの状態ですが。)

袋は関係ないだろ?というご意見ももっともだと思うのですが、やはり人間なので物の感じ方にバイアスは必ずかかってきます。いい袋に入った貴重そうな豆はそれだけで期待値も上がりますし、なんとなくいいものに感じてしまいます。実際の豆クオリティには全く関係ないですが、よっぽどコーヒーのテイスティングに自信がある人以外はこの辺りに左右されることが多いんじゃないでしょうか。。。私はかなりこの部類だと思います。

もう一つの違いは、焙煎日や消費期限ですね。高級豆には焙煎日がしっかり記載され、当然焙煎したての新鮮な豆が届きます。消費期限は短く、REC COFFEEさんの物では焙煎日から3ヶ月になってました。(大体、2〜3ヶ月ぐらいが多いですね)。

それに比べ、スターバックスさんの豆、OKさんの豆には焙煎日なんてものは当然のように書かれていません。いつから棚に置いてあったのか全くわかりません。今回購入したスターバックスさんの豆は年末まで、OKさんの豆はなんと丸一年先までの賞味期限になってます。

根本的には焙煎されたコーヒー豆という点では同じなので、高級な豆の方が悪くなりやすいとかそういうことではなく、どの程度の品質まで許容範囲かという違いかなと思います。高いものほど、高い品質基準を持っているので、早くそのレベルを割ってしまう。極端な話、飲んでも体調壊さなければいいという品質基準であれば、かなり長いこと賞味期限を伸ばせるということですね。(もちろん、OKさんのものがその基準と言っている訳ではないです。)

一点面白いことに気づいたのですが、スターバックスさんの豆とOKさんの豆、実は製造所が全く同じです。両方ともハマヤ株式会社の湘南工場で製造(焙煎)されています。こちらのハマヤさんかなり長い歴史を持し大きな工場を各地に持っている大規模なロースターさんのようです。色々なメーカーのコーヒーを製造しているっぽいですね。また直営のショップもあるみたいです。

豆の具合を見てみましょう。

焙煎度の違いはありますが、やはりOKさんとスターバックスさんの物の方が多少それぞれ豆の焙煎度にばらつきがあるように見えます(スターバックスさんのものはかなり深煎りなので写真だと若干分かりづらいですが)。この辺はやはり工場で、巨大ロースターを使って大量のバッチを一度にローストするためでてしまう感じなんだと思います。REC COFFEEさんのものはかなり均一な焙煎度をしています。

また欠損豆に関しても、高級豆はちゃんとピッキングされておりあまり見当たりませんでした。OKさんとスターバックスさんの物では欠損豆の量はそこそこあり、量はそれほど変わらないかなといった印象です。

飲み比べ

では、それぞれ淹れて飲み比べていきます。

今回は全て100gのお湯で6gの豆を使い、HARIO SWITCHを使い同じ手順でドリップしました。

焙煎度も明らかに違うのであまり意味がある物でもないですが、一応最初はカップをシャッフルしてブラインドで比べてみました。簡単にそれぞれを当てることはできましたね。

OKさんのものは安いからと言って決して不味いという訳ではありません。若干の酸味がある味わいですが、なんというかのっぺりしていて特徴がない感じです。

スターバックスさんのものはかなり深煎りでパンチーな味わいです。煎りが深いので豆の味というよりは煎りの味って感じです。パッとわかる香りはあります。

REC COFFEEさんのものは、他のものに比べ特徴と個性があるなという印象です。一口飲んだ後で、だんだん味わいが変わっていったり、香りや味がシャープって言ったらいいんですかね。面白みがあると言った印象です。

どれも不味いという訳ではなく、どれが美味しく感じるかはある程度好みの部分あるかなと思います。ただ、思ったのは高い豆はオリジンがはっきりしている分やはり豆の特徴みたいなものをより強く感じることができる(気がする)と思います。飲み比べて楽しいのは個性のはっきりとした高級な豆という感じでしょうか。

REC COFFEEさんの豆が、OKさんの豆より8倍高いので8倍美味しいかというと、必ずしもそういうことではないのかなと思います。おいしさはあくまで好みに合うかどうかな気がするので、たまたま購入した高い豆が合わないということはあると思います。ただ高価な物の方がより個性の尖ったというかはっきりとした味わいがあると思うので、好みにあった時はその分めちゃくちゃ美味しいと感じれると思います。

みなさんもやってみたらいかがでしょうか?

同じ実験をエスプレッソでも行いました。ぜひこちらもご覧ください

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