DF64グラインダーを購入してから早いもので半年以上経ちまして、毎日のように使っているのですが、最近気になることがありまして今日はその調査と調整について書いていこうと思います。
以前こちらの記事でフラット刃の調整方法を紹介しましたが、たまにモーターが回っている様子を見ていたりすると、なんかだか違和感があるんです。
というのも、これモーターが回転している時に上から覗き込んでいる感じの写真ですが、なんだか回転している部分の中心が揃っていない感じがあるんです。
特にモーターを止めて速度が緩まってきた時に揺れている感じがある。
せっかく以前あんなに頑張って微調整を行なったのに、軸ずれなんか起きていたら元も子もないということで調査していきたいと思います。
気にしていること
以前の調整では2枚のフラット刃がお互いに対して水平になるように合わせました。
今気になっていることを極端に図示すると、こんな感じです。刃は水平に合っているけど、モーターの軸がずれていることで刃もずれてしまっているのではないかと。
これではせっかく高いグラインダー買ってもポテンシャルを完全に引き出せません。
調査方法
このずれが本当に発生しているのかを確認するために、フラット刃の調整では毎度大活躍のホワイトボードマーカーを使いました。
刃を回転させておいて、マーカーで触ってあげることで回転軸を中心とした綺麗な円がかけます。この円の中心が刃の中心と合っていなければどこかでズレが発生しているってことになります。
言うまでもないですが、回転しているグラインダーに触るのは非常に危険なので、もし試すときは十分注意してくださいね。
怪我も怖いですが、グラインダーの破損にもつながる可能性があるので。
で、いくつか気になるポイントをチェックしてみました。
まずは軸付近。
これ一番疑っていたところなんです。というのも、ボルト上に円を書くと明らかにボルトの縁までに隙間がある写真の上部分と、ほぼ隙間がないした部分があるのでこれやばいなと。
と、思っていたんですが、PCに取り込んで円を書いたりしてよくよく見ていくと、ボルトの6角部分に当たる外周の中心と、マーカーで書いた円の中心は一致しているんですよね。
で気づいたのが、ボルトの縁がそもそもボルトの中心からずれているということです。ボルトの製造精度がイマイチですが、機能的にはあまり関係ないところなのでそこは精度気にしていないんでしょうね。
ということで軸付近は問題ないだろうという結論になりました。
次見たのが、刃の内径に当たる箇所です。
写真だとかなり見づらくて申し訳ないのですが、刃の片側の内径だけにインクが微妙についているんです。
また目で見ると、若干ですが左側に金色の刃の部分と、台座の銀色の部分に隙間があるように見える。
ここだなってことで、ネジを外して、刃を触ってみるとやはり少し水平方向にあそびがあるんですよね。1mmもないと思いますが、確実にある。
修正方法
モーターの回転軸と刃の中心を合わせるためには、この遊びのど真ん中でねじ止めする必要がある。けどネジを絞める時に確実にずれる。
ということで使ったのがマスキングテープです。
刃の外周に貼ってあげることで全方向全く同じ分だけ遊びを埋めてくれます。私の場合は2周分テープを貼ったら遊びが完全に埋まりました。
この状態でネジを絞めれば完璧に刃の中心ずれがなくせるはず。
ネジ閉め終わったらマステを剥がしてくださいね。
ここで注意が、あまりに遊びを埋めるために攻めすぎると、マステが剥がせなくなりますので程々に。
私みたいに全周に貼らなくてもいいかもです。
同様の方法で反対側の回転しない方の刃のセンター合わせも行います。
当然ですが、前回紹介した刃の水平確認も一緒にしてくださいね。(写真、水平調整していたらマステ攻めすぎて抜けなくなった図)
なんだかんだで2時間ぐらい調整かかりましたが、なんとか納得いく状態まで持っていきました。
で?
そうなんです、2時間かけて調整して、で?って感じなんです。
調整後、挽いた豆を観察してみました。
均一になった。。。か?前後で見てもまぁ正直分かりません。
コーヒーの味もまぁ美味しかったですけど、他の要素がありすぎるのでこの調整の効果なのか?まぁ多分違うでしょう。
ただ、やれることは限界までやってベストな状態にしてあるという気分の良さだけはある。自己満ですが、それでいいんじゃないでしょうか?笑
コメント
私も以前同じことが気になって色々と試行錯誤してみたのですが、上側の固定されている刃の軸がズレていたらいくら下の刃をいじっても調整のしようがないと思って諦めました。今はP64を買うしかないと思ってます_(:3 」∠)_
コメントありがとうございます!
まさか同志がいらっしゃったとは
確かに上側は合ってるのか分からないですよね。。。一応調整リングのとこで遊びは無いので私はそれを信じようかなと 笑