お手軽!静電気対策

実験

みなさん、こんにちは!

コーヒー豆を挽いた時に、静電気で細かい粉がグラインダーにひっついたり、グラインダーを開けてドリッパーに移す時に飛び散ったり、逆に落ちてこなかったりしてイラッとしたことないでしょうか?

せっかく豆を挽いた時のいい香りで気分がいい時に、若干イラッとするこの豆を挽いた際の静電気を軽減する簡単な方法を2つご紹介しようと思います。

普通にやったらこんな感じ

まずは何も対策せず豆を挽いてみました。

今回は豆の具合が分かりやすいように、透明なHARIO セラミックスリムで試しました。

5gの豆を入れて何も考えずに挽いてみます。挽き具合はドリップコーヒーで使うぐらいの中細挽きです。で、挽いたらこんな感じでした。

結構壁についています。臼側にも残っている
思いっきりついていますね

予想通りですが、結構静電気でグラインドキャッチの壁や、臼側のふちにもついています。臼側についた粉とかが特に気をつけておかないとその辺に飛び散ったりするんですよね。

今回はハンドグラインダーで試しているのでグラインドキャッチがあり、挽いている間に飛び散ったりということはないですが、電動グラインダーとかを使われている方とかはグラインドキャッチが密閉されていなかったりして大変なこともあるかと思います。

対策1:シェイク!

一つ目の方法は、ハンドグラインダーでしか使えない方法になりますが、粉を挽いた後にグラインダーを振ることです。グラインドキャッチが装着された状態で振ってくださいね。

先程挽いて静電気で壁にひっついていた状態から振ってみました。

振った後

壁についていた粉や、臼側についていた粉がきれいに落ち着いてくれています。

振り方は適当で問題ありませんが、縦振りをしすぎると粉が臼の方向に逆戻りしてグラインダーが汚れる可能性があるので軽めにしておいてください。

私は軽く縦振りして臼側についた粉を落としてから、水平に回すことで壁についた粉を落とすイメージでやっています。

めちゃくちゃお手軽ですが、結構効果ありますよね。

対策2:豆に微量の水分を

2つ目の方法は挽く前の豆の状態に少しだけ水分を与えてやる方法です。

これは海外ではRoss Droplet Technique, RDTと呼ばれる方法です。David Rossさんという方が考案された手法だそうです。豆に少しだけ水分を与えてから挽くことで劇的に静電気を抑えることができます。

必要な水分量はDroplet(水滴)の名前の通り、ほんの1滴とかで大丈夫です。むしろ与えすぎると挽いた粉が今度は水分で臼や壁にひっつくようになってしまうので注意です。

この少量の水分を与える方法はいくつかあります。

  • スプーンなどで一滴豆に垂らす
  • スプーンの柄やはしなどを濡らし、これで豆を軽く混ぜる
  • 小型の霧吹きを1プッシュ

今回はスプーンの柄を濡らして豆を混ぜる方法でやってみました。

濡れたスプーンでチョチョイと

これで挽いてみるとこんな感じになりました。

RDTで挽いた豆

全く壁や臼側についていませんね。(もちろん、これ振っていませんからね)一滴の水だけで効果的面です。

こちらの方法は電動グラインダーなどにも使えます。

一つこの方法で気になるのは、水分を与えすぎると臼が濡れた状態で残ってしまい、さびや粉のこびりつきの懸念があることです。ほんの少量の水なら問題になる程ではないですが、水分の与え方にはご注意ください。

まとめ

豆を挽く際に困る静電気の対応方法を2つご紹介しました。

  • 挽いた後に振る
  • RDT 挽く前の豆に1滴水分を与える

効果としては両方同等ぐらいかなと思います。

ハンドグラインダーをお使いの方は、振る方法の方が手間がかからないのでおすすめです。私も普段はこの方法を使っています。

電動グラインダーをお使いの場合は、RDTをお試しください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました